【Blog#27】「今どきの日本人の存在価値」について
- 尾藤文人
- 2024年9月19日
- 読了時間: 2分
更新日:1月13日
皆さん、おはようございます。本日のブログのテーマは、「今どきの日本人の存在価値」について、お話したいと存じます。
ちょっと大きいようなテーマですが、私が40年前に手にした教科書には、「日本は加工貿易国だ」と習いました。今のZ世代の方々にとっては、「加工貿易国」は聞きなれない単語だと思います。簡単に申し上げると、「原料を輸入し、そこから材料を作り、製品に加工して輸出する貿易」を「加工貿易」とよびます。
当時の日本は、「ジャパン・アズ・ナンバーワン(原題:Japan as Number One: Lessons for America)」(社会学者エズラ・ヴォーゲルによる1979年の著書)という本が出版される程で「経済大国」と言われていました。一方で、日本人の事を「猿真似」「エコノミック・アニマル」と揶揄される声も聴かれました。
今の日本の状況はどうでしょうか。「観光立国」「投資立国」となり、外国からの資本(人もお金も)を頼るようなモデルになっています。外国からの資本が流入する事は、日本に魅力があることであり、とても良い事だと考えますが、その魅力とは「日本の文化や歴史・地政学要因」に起因するものであり、そこに「日本人の存在価値があるか」については、疑問になります。
昨今の教育現場において、小学生から「起業家教育」が導入されている旨お話しました。先日、弊社の「起業家講座」をYoutube配信させて頂きましたが、「3つの柱と9つの要素」を提案致しました。9つの要素のうち「長期的視点」を挙げています。行政や企業などが掲げる「ビジョン」「グランドデザイン」がそれに当たります。
長くなりますので、ここで結論めいたことを申し上げますが、「日本人の存在価値」って、
「長期的視点(ビジョンやグランドデザインなど)」を立脚することではないか、と考えます。その一助を担うのが「起業家教育」であったり、「探究学習」だと存じます。
この「テーマ(日本人の存在価値があるか)」は大きすぎたり、重すぎたりするお話ですが、大事なお話ですので、今後ともトライして行きたいと考えます。

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