私たち(DOO!)は、「社会地域課題解決型人材育成事業DOO!」のワークショップで、「〇〇(地域名)の魅力をリ・デザインで探究で探究しよう!」というお題目で、参加者の皆さんに意見交換して頂いています。
具体的には、「名古屋の魅力をリ・デザインで探究しよう!」というお題目を掲げると、一例として、下記のような内容について、参加者の皆さんに意見交換して頂く事になります。
北九州市域でも複数回に渡って開催していたのですが、参加者の皆さんは、老若男女問わず、自ら住む街(過去・現在・未来など)について、愉しく意見交換がなされていました。
「名古屋の魅力をリ・デザインで探究しよう!」というテーマは、名古屋市が持つ独自の魅力や特徴を再評価し、それらを新しい視点から再構築することで、名古屋のブランド力を向上させることを目的としています。これは、名古屋の魅力を現代のニーズやトレンドに合わせてアップデートする取り組みです。具体的には以下のような要素を含みます。
1.名古屋の既存の魅力の再評価
●歴史と文化: 名古屋城や徳川美術館などの歴史的な資産を活かしながら、それを現代的にアレンジして新たな観光資源にする方法を探ります。例えば、デジタル技術を使った歴史的建造物のバーチャルツアーや、AR(拡張現実)を活用したインタラクティブな展示が考えられます。
●食文化: 味噌カツ、手羽先、ひつまぶしといった名古屋グルメは強力な観光資源です。これを活かし、名古屋の食文化をリ・デザインすることで、例えば、インスタ映えするプレゼンテーションや現代の健康志向に合わせた新メニューの開発など、グローバルな視点でのアピールを図ります。
2.都市デザインの再考
●街並みとインフラ: 名古屋の中心部(栄や名駅周辺)の再開発を視野に入れ、より魅力的な都市空間をデザインすることが考えられます。これには、歩行者に優しい街づくり、公共空間の利用促進、サステナブルなインフラの導入などが含まれます。例えば、緑地の拡充やエコフレンドリーな交通手段の導入、地域コミュニティを活性化させるための広場やマーケットの設置などが具体的な施策として挙げられます。
3.観光資源の再発見と活用
●地域ごとの魅力発掘: 名古屋市内の各地域(例えば大須、覚王山、金山など)に存在するローカルな魅力を掘り起こし、それを観光資源として再発見します。これにより、名古屋全体が単なる通過都市ではなく、多様な体験ができる観光地としてのポテンシャルを高めます。
●イベントとエンターテインメント: 既存の祭りやイベントを再設計し、より多くの人々が参加しやすい形にすることも考えられます。例えば、国際的な観光客をターゲットにしたイベントの多言語化や、地元のアーティストとコラボレーションした新しいイベントの創出が挙げられます。
4.新しいアイデアの導入
●イノベーションとテクノロジー: 名古屋を「スマートシティ」に進化させるために、テクノロジーを活用したサービスやインフラを導入します。例えば、AIを使った観光案内や、IoT(モノのインターネット)を活用したスマートインフラの構築などが考えられます。これにより、都市の利便性を高め、住民や観光客の体験価値を向上させることが可能です。
●サステナビリティ: 環境に配慮した都市デザインや、持続可能な観光を推進するためのリ・デザインも重要な要素です。名古屋の観光産業や地元企業が取り組むべきエコフレンドリーな施策を考え、その導入を促進します。
5.名古屋ブランドの確立
●アイデンティティの再構築: 名古屋の独自性を強化し、そのブランドを再構築することもリ・デザインの一環です。これには、名古屋弁や独特の風土、歴史的背景を活かしたブランディング戦略が含まれます。例えば、名古屋の「おもてなし文化」を象徴するサービスや商品の開発などが考えられます。
●グローバルな視点の導入: 名古屋を国際的な観光地として再定義するために、国際的な視点からのブランド構築も視野に入れます。これには、インバウンド観光客向けのマーケティング戦略や、多言語対応の強化などが含まれます。
6.参加型デザインプロセス
●市民や地元企業の参加: リ・デザインのプロセスには、市民や地元企業の意見を積極的に取り入れることが重要です。ワークショップやアンケート調査を通じて、市民の声を反映したデザインを目指します。これにより、地域社会との一体感を強化し、持続可能な都市デザインを実現します。
【まとめ】
「名古屋の魅力をリ・デザインで探究しよう!」というテーマは、名古屋の強みを再評価し、それを現代的かつ未来志向の視点で再構築することを目指しています。このプロセスを通じて、名古屋が国内外でより魅力的で、住みやすく、訪れやすい都市として発展することを促進します。このテーマは、都市計画、観光戦略、ブランド構築、イノベーション、サステナビリティなど多岐にわたる要素を包含しており、参加者の多様な視点を取り入れた議論が重要です。
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