皆さん、こんにちは。本日の【Blog#75】のお題は「ウサギと亀(続編)」についてお話します。昨日の【Blog#74】の続編です。
前回のブログでは「18歳の春」を「27歳の春」に引き上げてはどうか、という提案をしました。27歳の根拠として「18歳+4歳(大学)+2歳(修士)+3歳(博士)」というお話をしました。しかしながら「誰もが大学へ、修士へ、博士へ進学すべき」という論ではありません。背景には、昨今の「闇バイト」の事件にあります。容疑者の多くが「20代」で、「住所不定」「職業不詳」「借金がある」という共通項を持っています。先日まで高校生であったろう容疑者の方々がわずか数年で、犯罪に手を染めなければならないのは、社会のセフティーネットが効いていないと思われます。政府は犯罪組織の摘発強化に乗り出していますが、「20代」の境遇を解決しないと、別の犯罪スタイルが生まれることが想像されます。
容疑者の方々は様々な背景を抱え、一概に言えないのかもしれませんが、「18歳の春」でいきなり社会に出るのはリスクが高いと思われます。最近あまり聞かれなくなりましたが「ベーシック・インカム」と言った「離陸するための滑走路」や「発射台」のような仕組みが必要だと考えます。
もう10年以上前に東京大学へお伺いした時に、敷地内のちょっとしたスペースにいきなりペンシルビルが建っていました。詳細は分からないのですが、東京大学発のベンチャー企業が入居しているオフィスビルと言うのです。こういうのいいな、と思いました。所謂、後に日本を代表する漫画家になる卵たちが集まった「トキワ荘」を思い浮かべました。
公金を個人資産へ投入することは出来ないのですが、次世代人材は「国の財産」ですから、もう少し柔軟になってもいいと思います。
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(投稿日 2024(令和6)年12月24日(火))
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