皆さん、こんにちは。本日の「ブログ#33」のテーマは、「俺流」と「個性」について、お話します。
地元名古屋に帰ってくると、やはり「俺流」なんですが、小学生や中学生の皆さんには馴染みのない言葉かもしれません。元プロ野球選手で、元中日ドラゴンズの監督を務めた落合博満さん(70歳)の代名詞で、小学生や中学生の皆さんにとっては、お爺さん世代となるため、身近な存在では無いかもしれません。落合博満さんは、現役プロ野球選手時代に三冠王(打率、打点、ホームラン数がトップ)を3回獲得し、中日ドラゴンズ監督時代は2004年から2011年まで8年間で、全ての年でAクラス(1位~3位)入りを果たし、4度のリーグ優勝及び1度の日本シリーズ優勝を達成した名将と言われる方です。現役プロ野球選手時代には、一風変わった「神主打法(かんぬしだほう)」という打法を確立し、かつ独特なライフスタイルから「俺流」と名付けられました。
もう一人、ご紹介します。今まさに、米国メジャーリーグ(MLB)で大活躍している大谷翔平選手(30歳)です。本日、所属するドジャースが地区優勝したというニュースも飛び込んできました。大谷翔平選手は既に50本以上ホームランを打っているのですが、打法が「アッパースイング」と言われるもので、落合博満さんですら、「大谷翔平選手の打法を真似するべきでは無い」とおっしゃっています。
さて、長くなりましたが、本日のテーマである「俺流」と「個性」ですが、人材育成においても、とてもバランスが難しい課題です。人材育成においてもスポーツの世界においても、それなりの歴史や実績などから確立された理論や手法があります。指導する側(先生や監督・コーチなど)もそれに基づいて、学生さんや選手たちを教えています。しかしながら、それだけでは駄目なのも確かです。学生さんや選手たちの「潜在能力」所謂「俺流」や「個性」というものを引き出す、あるいは発揮しなければならないと考えます。
学生さん達の人材育成に置き換えると、「探究学習」であるとか「起業家教育」ということになるかもしれません。
「『俺流』と『個性』は、人生において、とても大切である」と考えますが、社会において発揮するためには、様々な課題があることも確かです。本テーマについても、引き続き考えていきたいと存じます。(了)
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