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執筆者の写真尾藤文人

【Blog#30】組織の「3種の壁」について

おはようございます。ブログも30話になりました。引き続きどうぞ宜しくお願いします。

本日のブログのテーマは、組織の「3種の壁」について、お話します。

またまた、いきなり、組織の「3種の壁」って、何だ?ということですが、

ずばり言いますと、(1)前例主義、(2)横並び主義、(3)事なかれ主義、です。

学生の皆さんは、ピンとこないかもしれませんが、組織にいらっしゃる方は思い当たると存じます。先日、お伺いしたシンポジウムでも同じようなお話がありました。民間企業の方がプレゼンで、新しい商品やサービスを事業展開したくても、社内の稟議が通らなかったり、マーケティングのノウハウが分からない為などで、なかなか世に出るのは難しいというお話でした。昨日(令和6年9月22日)に配信した「小中学生向け『探究起業講座』」でも触れましたが、組織の「3種の壁」を破ろうとすると、リスクを取る必要があります。

リスクとは、(1)失敗するかもしれない、(2)お金を失うかもしれない、(3)人から批判を受けるかもしれない、という事です。

組織の「3種の壁」に守られていれば、リスクはありません。しかしながら、社会や世界は生き物のように変動していますし、次々と生じる前例のない社会課題を解決する為には、組織の「3種の壁」を破る必要がありますし、リスクを取る必要があります。これは民間企業などにとっても、「新しい付加価値」を創造するにあたっては、同様となります。

どうしたらいいのか?と言うのは、ケースバイケースであり、なかなか難しい課題ですが、「スモールスタート」や昨今実施される「社会実験」がそれにあたると考えます。

巨大組織であれば、大きな山のようですから、なかなか動きませんが、一度動けば、社会や世界に対して、大きな影響を与える事ができます。一方で、弊社のようなちっぽけな山であれば、直ぐに動きますが、社会課題解決には力不足となります。

本テーマ「組織の『3種の壁』」もなかなか難しい課題です。今後も引き続き考えてきたいと存じます。(了)



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